Shinの勉強箱

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EPICカンパニーと総合ディベロッパー、プライムインテグレータ

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こんにちは、Shinです。今日はEPICについて考えてみます。

EPICは、工場を新設したりするときにちょいちょい見る用語なんですが、日本語だとまともな解説がなくて苦労しました。(というか、現在進行形でまだそこまでピンときていません。)

定義から確認します。

EPICの定義

EPICとは、下記の頭文字をとった略語。

Engineering Procurement Installation Commissioning

そのまま訳すと、構築して物流もやって設置もやって・・・ってかんじ?コミッショニングがよくわからなかったけどこんな説明がありました。

コミッショニングとは、建築物やその設備について企画から設計、施工、運用までの各段階において、第三者・中立的な立場から発注者への助言や必要な確認を行い、受け渡し時には機能性能試験を実施して、設備の適正な運転・保守が可能な状態であることを検証すること。元々、契約社会である欧米で発達してきた考え方で、設計者や工事請負者以外の第三者が公正なコミッショニングを行うことで、発注者の要求(省エネ、コスト削減、快適性など)どおりの設備が作られ、品質が保証され、トラブルやクレームを減少できるというメリットがある。

国内では2004年に空気調和・衛生工学会(コミッショニング委員会)により初めてコミッショニングのガイドラインが整備されている。「性能検証」と訳される場合があるが、内容は検証にとどまらない。
これ以外にも、特に海外および外資系の企業では、コミッショニングを「機器・装置・車両などを搬入、設置し、試運転や動作試験までを行って、顧客からOKをもらう仕事」という意味で、サービスやメンテナンスと同列の用語として使用することがある。(Weblioより引用)

簡単に言うと、工場とか石油生産設備構築プロジェクトで、最初から最後まで一貫して面倒をみる、というのがEPICの思想かな。で、それを生業にしているのがEPICカンパニー。

EPICカンパニーは総合ディベロッパー?

そういう観点で考えると、EPICカンパニーは工場や石油関連施設を一手に請け負う総合ディベロッパー的なものと考えればいいのかな。設計、開発、テストそれぞれをバラバラの業者がやるのではなく、それらを一気に引き受けられるような能力がある会社が、EPICカンパニーとしてクライアントに入り込んでいけるという理解が正しいか。

そう考えると、システム開発におけるプライムインテグレータ、ビル建設における総合ディベロッパーが、いわゆるEPICに当たるという理解で良いか。いや、でも彼らはプロジェクトを管理して各ベンダーに振っているので、必ずしも全部やっているわけではない。

EPICはただマネージするだけではなく、最後の試運転まで含めてやり切れる会社という定義でいいのかな。(もちろんサードパーティに適宜委託するかもしれないが)

文献だとここらへんの想像が限界なので、EPICの一連の流れを見れるような仕事をしてみたい。(詳しい人がいたら教えてください)